恒温恒湿試験
1.概要
温度または、温湿度を変化させるか、一定に保ち、試験品(試験体)がその環境から受ける影響を調べる試験です。
船舶に搭載される機器においては、+55℃、93%の高温多湿条件下や-25℃の低温条件下でも機器が正常に動作することを確認する等の試験を実施しております。
試験を行うには、温度及び湿度をプログラムにより自由に制御可能な恒温恒湿槽、恒温恒湿室を利用します。
恒温恒湿室は、従来の設備よりも大型となり、大型製品の温湿度繰り返し試験、低温試験、高温試験などが実施可能であるとともに、一度に多くの試験体について試験が可能です。また試験室内に試験担当者が入って、低温状態における救命胴衣、イマ―ションスーツなどの動作確認試験を容易に行うことが可能です。
公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)より、ISO/IEC17025に適合した試験所として認定を受けております。
2.対応規格
IEC60945、IEC60068-2-1、IEC600068-2-2、IEC60068-2-30
① 恒温恒湿室 型式 TBE-3EW型
② 恒温恒湿槽 型式 PL-4SP型
3.試験機の詳細
試 験 機 |
恒温恒湿室 TBE-3EW |
恒温恒湿槽 PL-4SP |
内 法 寸 法 |
幅302cm 高さ210cm 奥行247㎝ |
幅100cm 高さ100cm 奥行80㎝ |
間 口 |
幅140cm 高さ180cm |
幅100cm 高さ100cm |
温 度 範 囲 |
-40~+80℃ |
-40~+100℃ |
湿 度 範 囲 |
20~90%(温度+40~+80℃) |
20~98%RH |
試 験 例 |
・小型、中型機器及び艤装品等の温湿度変化による腐食、劣化試験。 ・電子機器、部品の温湿度サイクル試験。 |
TBE-3EW 温湿度制御可能範囲
PL-4SP 温湿度制御可能範囲
4.申し込み・問い合わせ上のお願いや注意事項
試験体の大きさ、重さ、試験内容(試験規格)、使用する電源の種類、容量等をお知らせください。