ボンブ熱量計(ボンブ・カロリーメーター)をリニューアルしました
2019/10/01
ボンブ熱量計は、固体や液体の燃焼時の発熱量を測定する装置であり、熱管理分野をはじめ、エネルギー、化学工業等の各産業の品質管理から研究開発まで幅広く利用されており、船舶安全分野では表面材(塗料・壁紙・床張り材等)の完全燃焼試験に使用されます。
<完全燃焼試験に関わる規程>
表面材の完全燃焼試験については、SOLAS/FTP code(Part5)〔表面燃焼性試験〕の「追加の要求事項」において、ISO 1716(ボンブ熱量計を用いた完全燃焼試験の規格)を引用して規定されています。
なお、表面材の総発熱量は、船舶防火構造規則第20条第6項・同告示第16条第2項において、「1㎡あたり45メガジュール以下」と規定されています。
<ボンブ熱量計の測定原理>
ボンブ熱量計は、圧力容器の中で高圧酸素を用いて試料を完全燃焼させ、発生した熱を熱量計内の水に吸収させることによって試料の発熱量を測定します。
独 IKA社製 C 200
計測セル C 200
試験容器 C 5010
酸素ステーション C 248
【対応試験規格】
DIN EN ISO 1716
DIN EN ISO 18125
ISO 1928
ASTM D240 等
ボンブ熱量計 ボンブ熱量計の構造