防爆試験設備等のご利用契約のご案内

2019/04/01   


 防爆構造電気機械器具を製造・販売するためには、労働安全衛生法、労働安全衛生法施行令及び関連規則に基づいて、公益社団法人産業安全技術協会〔TIIS〕による型式検定を受けて合格し、型式検定合格証を交付されることが必要です。
 機械等検定規則では、防爆構造電気機械器具の製造者等が防爆検定を申請するための要件として「試験設備を有すること」、「申請にあたり社内試験を実施すること」が規定されていますが、試験設備については、第三者の設備を利用することも認められています(機械等検定規則第8条第2項)。
 そのため、多くの製造事業者様が、製品安全評価センターと施設利用契約を締結し、センターの防爆試験設備を利用して申請前の社内試験等を実施されています。
 詳細については、センター〔TEL 042-400-3000(代表)〕までお問い合わせください。

 「⑨防爆試験装置の利用契約」(pdfファイル)

 

<爆検定関連法規>

〇労働安全衛生法
 第44条の2(型式検定)

〇労働安全衛生法施行令
 第14条の2(検定を受けるべき機械等)

〇労働安全衛生規則
 第280条(爆発の危険がある場所で使用する電気機械器具)

〇機械等検定規則〔防爆検定を申請するための要件(検査設備・工作責任者等)を規定。〕
 第6条(新規検定の申請等)
 第8条(型式検定の基準)

※関係条文抜粋

 

<利用契約>

 契約期間:3年契約(1年更新)
 契約料金:耐圧防爆試験装置 80,000円/年+消費税
      防塵試験装置   30,000円/年+消費税
      防水試験装置   17,000円/年+消費税
 料金精算:契約期間中に試験装置をご利用になった場合(施設利用試験)、その施設利用料金から契約料金を差引いて請求いたします。
      1年間一度も試験装置のご利用がなかった場合は、契約更新の際に契約料金を請求いたします。
 契約書 :施設利用試験契約書

 

<試験装置>

No.

設備名 仕様・性能 使用目的 
1 粉じん試験装置

サス・サンワ(株)
 槽内寸法 :幅2000高さ1000奥行1000㎜
 有効扉寸法:幅1550 高さ900 ㎜
 使用粉体 :タルク
 減圧用真空ポンプ:3基
 試験品設置方法:吊り下げ式
 試験品最大重量:100 kg

IEC及びJISF8007、JISCΦ920の電気器具の外被の保護
性能試験及び粉じん、防爆試験
適応規格:IECPub529
     JISF8007(IP5X、6X)

2 滴水試験装置

東洋真空工業(株)
 滴水面積 :300㎜×1260㎜
 滴水量  :1~3㎜/min

IEC及びJISF8007、JISCΦ920の電気器具の外被の保護性能試験(IPX1、X2)

3 散水試験装置

東洋真空工業(株)
・オシレーティングチューブ
 振動管直径:400㎜
 振動角度 :±60度、±180度
・散水ノズル:孔径/孔数 Φ0.5㎜/121

IEC及びJISF8007、JISCΦ920の電気器具の外被の保護性能試験(IPX3、X4)

4 注水試験装置

東洋真空工業(株)
 ノズル径 :Φ6.3㎜及びΦ12.5㎜

IEC及びJISF8007、JISCΦ920の電気器具の外被の保護性能試験(IPX5、X6)

5 耐圧防爆試験装置

信和ガス装置(株)
・試験容器
 有効内法寸法:Φ600㎜×直線部長500㎜
       :Φ1000㎜×直線部長1000㎜
 試験ガス  :アセチレン、水素、エチレン、
        プロパン、メタン
・ガス混合装置
 混合槽容積 :100㍑
 常用ガス圧力:7kgf/㎝2
 試験ガス  :水素、エチレン、プロパン、
        メタン

小型モータ、電接点、蛍光灯等耐圧防爆を必要とする機器の防爆試験
IEC規格に適合